リンクの否認ツール

Googleでペナルティを受けた場合の対処法の続きです。
最終的にはリンクの否認ツールを使いますが、まずは準備が必要です。
Googleアカウントを持っている場合、GoogleのWebマスターツールにログインし、全てのリンクをダウンロードします。
ダウンロードしたファイルはエクセルで開けますが、URLにリンクが設定されていない為、いちいちURLをコピーしてブラウザで開かなくてはいけません。
数が多いと大変なので、マクロが使える人はマクロでリンク設定すると、URLをクリックするだけでページが開けます。
マクロの作り方はひとまず割愛しますが、余裕があれば後で説明したいと思います。

●ダウンロードしたURLを、1件1件見て判別する。
慣れてくると全て見なくても良いのですが、要領がわからないうちは1件1件全てアクセスし、実際に見て判断します。
中にはページにアクセスするとセキュリティソフトが働く場合があるので、これは無条件で否認リストに追加します。
※否認リストはメモ帳などに書いていきますが、文字コードを指定して保存できるフリーソフトのTeraPad等がお奨めです。
簡単に言いましたが、これが相当キツイ作業です。
この作業だけで数日間は覚悟が必要ですが、最も重要な点ですので、気合を入れて頑張って下さい。
★重要!!
否認したいリンクがあった場合、まずは削除を試みて下さい。
否認ツール成功のカギは、いかに低品質なリンクを削除できたかにかかっています。
自動リンクなど自分で削除可能なものは、かたっぱしから削除していきます。
自力で削除できないものは、連絡先メールアドレスがわかる場合は削除依頼を出します。
ほとんどの場合返事はきませんが、その場合は否認リストにその旨記述します。
例)管理者に削除依頼のメールをしましたが、削除されませんでした。

この作業が終えたら、次はいよいよ否認ツールの作成に入ります。

●リンクの否認ツール使用
TeraPadにピックアップしたリンクリストを張り付けます。
1つのURLごとに改行します。
名前を付けて保存する際、「文字/改行コード指定保存(K)」を選び、文字コードはUTF-8、改行コードは「CR+LF」を選びます。
これは、Googleにアップロードした後、文字化けを防止する為です。
アップロードしたファイルは、一度開いて文字化けしていないか中身を確認してみましょう。
ただし、開く際はエクセル形式で開くと文字化けして見えますが、TeraPadで開けば文字化けしないで正常に見れると思います。
否認ツールをアップロードしたら、そのまま1ヶ月ほど様子を見ます。
順位が上昇したら成功ですが、変わらない場合は失敗と考えて良いでしょう。
一回で決まる事は難しいので、リンクの精査を根気よくやってみて下さい。
否認すべきリンクの目安は、自動リンク、特に自動相互リンクや発リンクがやたらと多いものは全て否認します。
これを3ヶ月ほどやってみて、効果が認められない場合は、残念ながら諦めた方が良いかもしれません。
この間、おそらく初動段階から既に半年は経過していると思います。
こうなると蟻地獄に入ったようなもので、もがけばもがくほど時間が経過するばかりです。
半年頑張ってみて効果が出ない場合は、そのドメインはあきらめて別のドメインで一から再出発することもそろそろ考えなくてはいけない時期と言えるでしょう

●復活事例
私の場合、主要サイトがペンギンの影響を受け、順が後退してしまいました。
手動ではなく、アルゴリズムによる順位下落と判断したのは、あるキーワードで3位から11位と軽傷で済んだこと、siteコマンドやタイトル検索で問題なかった事などです。
そこで、まずは定石通り簡単な作業から入る事として、重複ページを全て見直しました。
構造上、どうしても重複してしまう場合は、canonicalでURLの正規化を図りました。
その作業を2日ほどで終え、アップロードして1ヶ月待ちましたが効果なし。
やはり外部リンクに問題があると見て、低品質と思われるリンクをかたっぱしから削除しました。
自分で削除できないものは、管理者に削除依頼のメールを送信しました。
ここで注意が必要なのですが、たまに返事が返ってきます。
そこでこんな返事を頂いた事があります。
「どのページのどのリンクを削除すれば良いのですか?」と。
一見何事でもないようですが、実はこっちもどのページなのかがわからないのです。
非常に面食らってしまい、事情を説明した上でなんとか削除してもらえましたが、メールで削除依頼をする際は、何かにメモを残しておいた方が良いでしょう。
とにかく手間がハンパなく、面倒で地味な作業です。

そして、いよいよ否認ツールのアップロードの時がきました。
気になる効果ですが、一発で11位→7位に上昇!!
しかし、ここから上になかなか行く事ができませんでした。
そうこうしているうちに、自分はとんでもない過ちをしていたのだと気付きました。
その過ちに気づき、ある事を施したところ、あっという間に1位になりました。

またまた長くなってしまったので、続きは次のページで公開致します!!

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