ペンギンの正体

さて、さきほどの続きです。
Googleで順位が下落し、リンクをとにかく削除しまくったのですが、実はこれが大きな間違いだったのです。
なぜリンクを大量に削除したかというと、自分が管理するいわゆる「衛星サイト」が、ことごとく検索結果に表示されなくなったので、これは黒だろうと判断した為です。
その前にgooやエキサイトなどはGoogleのエンジンを使っている事は、ほとんどの人は知っていると思いますが、こんな現象を見た事はないでしょうか?
googleでは検索結果に表示されるのに、gooやエキサイトで表示されない。
この現象は実はかなり以前からあったもので、最近になってはじまったものではありません。
肝心のGoogle検索には支障がなかったので気にしていなかったのですが、gooやエキサイトで検索結果に表示されないという事は、なんらかのフィルターが働いている可能性が高いと考えたのです。
このフィルターがgooやエキサイトのみで発動しているうちは問題ありませんが、google本体で発動したらと思うとゾッとしていたのです。
gooやエキサイトでフィルターが発動しているという事は明らかなので、同じ技術をgoogleが使えないはずがありません。

●フィルターの存在を確信する理由
ちころで、gooやエキサイトで謎のフィルターの存在をどうやって判断したのかという事ですが、実は検索結果に表示されない私のサイトには、ある特徴があったのです。
いわゆるIPアドレス分散サーバーを使用しており、サーバーが丸ごとやられたのではないか?
そう考えたのです。
そして、「おとなり検索」というツ¥ルを使って、同じサーバーにあるドメインをかたっぱしから調べました。
すると、やはり検索結果はよくありません。
ペナルティを受けていると思われるものがかなりたくさんありました。
「やはりIPアドレス分散サーバーが原因か」そう思ったのですが、実はこれが大きな間違いだったのです。
その事に気づいたのは、ある事を試した結果、思わぬ結果が確認できたからです。

●とんだ勘違いを改善した結果
まず、試した「ある事」とは、衛星サイトにもリンクを貼ってみたのです。
実は衛星サイトは他からのリンクを受けていないのがほとんどでした。
googleは被リンクなしでもサイトをインデクスするからです。
ならばわざわざ危険を冒して衛星サイトにリンクを貼るよりも、貼らない方が安全だと考えていたのです。
ところが、もしかしてリンクを供給したらどうなるのだろう?
そう思って各サイトに3つ位リンクを供給してみたところ、gooやエキサイトでも表示されるようになり、しかも順位も大幅にUPしました!!
はじめは実験用にインデックスされていない6サイトのみやってみたのですが、リンクの供給で6サイトとも健康なサイトとして認識されました。
これは間違いないと思い、さらに10サイトほど実験、すると10サイトとも見事復活したのです。

●復活
死んだと思われた衛星サイト群が復活したので、本命サイトに時間をかけてリンクを供給していったところ、本命サイトが1位に復活しました。
ペンギンによって順位が落ちたのは、リンク元の評価が下げられたと誰もが考えます。
これはある意味正しく、実は大きく間違っていたのです。
確かにリンク元の評価が落ちた事には変わりないのですが、本質が180度違っていたのです。
ペンギンのペナルティを受けたと思われた場合、多少SEOの経験がある人はどうしてもリンクを削除する方向で考えてしまいます。
しかし、実はリンク元が被リンクを全く受けていなかった為、リンク元としての価値がなくなったのだと推測できます。
ずばり、ペンギンの招待は過剰SEOではなく、その逆、過少SEOが原因である事もありうるという事です。
もちろん、過剰SEOが原因のケースが大半を占めると思いますが、それはリンク元のサイトがいいかげんに作られた場合であり、この場合はいくらリンク元を強化(被リンクを受ける)したところで無駄なあがきとなるでしょう。
しかし、リンク元となるコンテンツがしっかりと作られている場合、そのサイトを強化する事でペンギンを克服できると結論付けました。
それと同時に、低品質なリンクは削除し、自分で削除できない場合は否認ツールで否認する。
これがうまくいけば、ペンギンによる順位下落は克服できると思います。

尚、手動によるペナルティの場合は、上記のような方法では復活できません。
再審査のリクエストを送信するか、別のドメインで再出発を図る他はないでしょう。

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