IP分散とアンカーテキスト分散

ホムページの作成とSEOの関係は切っても切れない関係にあります。
タイトルタグやディスクリプションなど基本的な部分においては、誰もが注意するところでしょう。
しかし、本文の書き方やリンクの貼り方など、意識しているようで実はできていないWebマスターは多いように感じます。

特に気になる点が、サイドメニューにしこたまリンクを仕込み、全ページに貼るようなやり方をいまだにやっている人が多く目につきます。
また、アンカーテキストでも多々気になる点があります。
狙ったキーワードでダイレクトに貼る方法です。
ダイレクトアンカーテキストリンクは確かに有効で、ある程度は必要な手法です。
しかし、この方法に偏ってしまうと、ペナルティが発動する危険度が高まります。
アンカーテキストの分散は今や常識で、IPアドレス分散と同じ位重要な要素です。

●IPアドレスの分散について
IPアドレスの分散は、一時流行った手法です。
これはGoogle特許において、複数のリンク元のIPアドレスがクラスCレベルで同一の場合、管理者が同一人物とみなして1つしか評価しないというものです。
これによってIPアドレス分散サーバーが流行り、多くのSEO会社や各企業のホームページ担当者が利用するようになりました。
当初はかなりの効果があったのですが、時がたつにつれてだんだんと効果が薄れていきます。
IP分散はもはや全く意味がないどころか、ペナルティの温床さえ囁かれるようになります。
次第にIPアドレス分散サーバーの需要は減り、コンテンツ重視のSEOが台頭するようになります。

●コンテンツSEOの限界
しかし、コンテンツSEOは中身を重視する方法ですので、なかなか一般の人が中身を伴う記事を書くという事に限界を感じるようになります。
また、コンテンツSEOはホワイトハットなSEOの為、リンクは完全に他人任せとなります。
ひたすら貼ってくれるのを待つのみです。
何か面白い動画を発信しているとか、世界中の誰も知らない驚愕的な情報を提供しているとか、無料でCGIプログラムをダウンロードさせるとか、そういったサイトなら期待できるかもしれません。
しかし、会社のホームページのようなECサイトでは、何もしないでリンクしてもらえるようなものではありません。
仮にうまくいったとしても、とてつもない時間を要する事になります。
本来、ホームページは常に新しい情報を発信するべきで、上位表示を果たすまでに時間が掛かるホワイトハットSEOは、もはや時代遅れとなっていきます。
WordPressは、新しい記事をRSSなどでいち早く更新情報を知らせることができる為、とても便利です。

●アンカーテキストの分散
アンカーテキストの分散は、外部対策としては欠かせない要素です。
被リンクのほとんどが同じキーワードやフレーズでは、検索エンジンにも怪しまれるでしょう。
アンカーテキストリンクの分散は、主に自演サイト等自分で管理するサイトを多く持っている場合に行われるしかできない事ではありますが、余裕がある人はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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